がんが自然に治る生き方
ケリー・ターナー 著 長田美穂 訳 プレジデント社 2014年11月
著者は医師でも患者でもなく、がん専門病院のカウンセラーです。カリフォルニア大学に提出した博士論文が本になったもので、原題は、Radical Remission (劇的な寛解)です。
通常の医学的常識では手遅れ、治癒不能と考えられていた進行~末期がんの状態でありながら、そこから劇的に回復した人たちに関する症例報告の論文とそういう人たちへのインタビューから、そこに共通する因子を探り、最も多かった9つの項目が解説されています。書かれていることは、全て自分でできることですし、特別に高額な費用もかかりません。そしてそのうちの多くは心の持ち方に関連しているのも注目すべきことです。どんなに末期と言われようと回復の可能性があることは、私たちに希望と勇気を与えてくれます。
その9つの項目とは、
- 抜本的に食事を変える。
- 治療法は自分で決める
- 直感に従う
- ハーブとサプリメントの力を借りる
- 抑圧された感情を解き放つ
- より前向きに生きる
- 周囲の人の支えを受け入れる
- 自分の魂と深くつながる
- 「どうしても生きたい理由」を持つ
です。