執筆者 staff | 4月 5, 2021 | 愛場
西洋医学は非常に有能なツールです。使わない手はありません。ただし、治す準備が必要です。良眠、良食、加温、運動、笑いの五つの習慣(五ヶ条)は治すための準備です。その上でがん治療に取り組みましょう。
重要な心構えは、がんを消すことに必死にならないことです。「必ず死ぬ」と書きますから。あなたは、がんを治すために生れてきましたか? 大事なことは、がんを治して何がしたいのか? です。私はそれを「志」と呼んでいます。がん治療は人生の目的ではありません。手段です。がんが治って、したいこと(志)があって、今できる力があれば、それを同時にしましょう。「がんが治るから幸せになる」のではなく「幸せだからがんも消えて行く」のだと私は信じています。がんは、あなたに「本来のあなたに甦りなさい」と言っているに過ぎないのですから。
がんが治らないと死に至りますが、がんが治ってもいずれ死にます。死は生きるものの宿命ですから。1000人以上の看取りを経験してきて、死ななかった人は誰一人いませんでした。しかし、私たちは「生きるか、死ぬか」で悩んでいます。死にたくないからです。でも100%死ぬなら、死ぬ事は考えなくてもいいのです。生きる事だけを考えましょう。選択肢があるとすれば、「生きるか、死ぬか」ではなく「どう生きるか」しかありません。
死ぬほど苦しい人は、その苦しみから逃れるために在る死は恩寵です。死は苦しみではなく苦しみからの解放です。私は、乗り越えられない試練はないと信じています。人生思い通りではないですが予定通りです。訪れる試練が大きいほど、それにチャレンジできるくらい、あなたは進化した魂なのです。きっと。どうか、今の「がん」を通して、本来のあなたにリボーンされることを祈念しています。
岐阜県養老郡養老町 船戸クリニック 院長 船戸崇史
執筆者 staff | 3月 14, 2021 | 愛場
こんにちわ。このページの発起人兼編集者の愛場庸雅(あいばつねまさ)です。現在、当協会の関西支部長を拝命しております。
私が、ホリスティック医学と出会ってかれこれ30年が経ちました。その間、さまざまな人、本、情報に巡り合い、勉強させて頂くことで、私なりのホリスティック医学観を築いてきました。今はそれを少しでも多くの皆さんにお伝えすべく活動をしております。
私の体にがんが見つかったのは20年以上前のことになります。それなりの進行がんでした。そして、がんを体験することにより、がんのホリスティック医療に対する考え方も随分変わったように思います。
一方で、総合病院でのがんの専門医としての現代医療に基づく仕事、つまり手術、抗がん剤治療、そして終末期医療も40年以上続けてきました。昨年定年を迎え、最前線からは退きましたが、肉体的にも精神的にもハードな仕事を、悩みながら、それでも色々と折り合いをつけながら、周囲の人々に支えられながらやってくることができました。つまり、患者と医者の二足のわらじを履いてがんのホリスティック医療を追い求めてきたことになります。
そんなこともあって、がんについても色々考え、がん患者さんのために役立つ情報を発信したいと思い、以前から「がんを生きる12か条」を提唱したりしてきましたが、今回関西支部ホームページ内にがんの専用サイトを立ち上げることが叶いました。
私からの詳しいメッセージは、このサイトの「がんは生き方を問う」のコーナーでおいおい発信してゆきますので、ご期待ください。
がんのホリスティック医療にかかわるキーワードは、「生き方」と「つながり」だと思っています。このページをゆるやかな流れの中で続けていければいいなと思いますので、皆様からのさまざまな情報やご意見などもお聞かせいただければ幸いです。どうぞよろしくお付き合いください。