ホリスティック医学協会の定義

ホリスティック医学協会の定義

ホリスティック医学協会の定義

 

1. ホリスティック(全的)な健康観に立脚する

人間を「体・心・気・霊性」等の有機的総合体ととらえ、社会・自然 ・宇宙との調和にもとづく包括的、全体的な健康観に立脚する。

 

2. 自然治癒力を癒しの原点におく

生命が本来、自らのものとしてもっている「自然治癒力」を癒しの原点におき、この自然治癒力を高め、増強することを治療の基本とする。

 

3. 患者が自ら癒し、治療者は援助する

病気を癒す中心は患者であり、治療者はあくまでも援助者である。 療よりも養生、他者療法よりも自己医療、が基本であり、ライフスタイルを改善して患者自身が「自ら癒す」姿勢が治療の基本となる。

 

4. 様々な治療法を選択・統合し、最も適切な治療を行う

西洋医学の利点を生かしながら中国医学やインド医学など各国の伝統医学、心理療法、自然療法、栄養療法、手技療法、運動療法、などの各種代替療法を統合的、体系的に選択・統合し、最も適切な治療を行う。

 

5. 病の深い意味に気づき自己実現をめざす

病気や障害、老い、死といったものを単に否定的にとらえるのでなく、むしろその深い意味に気づき、生と死のプロセスの中で、より深い充足感のある自己実現をめざしていく。

ホリスティック医学協会関西支部

YMさんのおすすめBOOK

YMさんのおすすめBOOK

手記を頂いたYMさんから、ご自身がためになったというおすすめ本をご紹介頂きました。興味を持たれた方は読んでみられてはいかがでしょうか。何かヒントが見つかるかもしれません。

「自律神経免疫療法」  福田稔 、安保徹 (2005年 マキノ出版 ←私が所持していたものは廃刊になったようです)   がん、膠原病、アレルギー疾患、潰瘍性大腸炎、パーキンソン病などが改善するということを知りました。セルフケアできる磁器針と爪もみはお勧めです。

「免疫革命」  安保徹   多くの病が白血球中の顆粒球とリンパ球のバランスの崩れによるものとあり、病になるしくみがわかりました。がんは治るものだと納得出来た一冊です。

「水は答えを知っている」  江本勝    どんな言葉をかけるかによって水の結晶が美しくなったり崩れたりします。人の体の70%は水。言霊の大切さに気づかされました。

「運命を拓く」  中村天風    心を積極的に保つことや心の運用など、生きていくうえで大事なことを学び180度考え方が変わりました。命を救われた一冊です。

「ガンを食事で治した医師と患者のレシピ」   橋本豪   たくさんのメニューが紹介されていて、その中から負担にならず簡単にで きそうなものをお手本にさせてもらいました。

「血流がすべて解決する」  堀江昭佳   血液が作れない、足りない、だから流れないということを知りました。女性や冷え性の方に特にお勧めしたいです。

「喜びから人生を生きる~臨死体験が教えてくれたこと~DYING TO BE ME」   アニータ・ムアジャーニ (2013年 ナチュラルスピリット)   臨死体験後、末期がんが全て消えてしまったという医学界からも注目を浴びた実話です。皆それぞれがそのままで素晴らしい愛の存在だという悟りを教えてくれている本です。

「エドガー・ケイシーの人生を変える健康法」   福田高規   様々な健康法の中にひまし油の温湿布というものがあります。不思議と波動が整い不調が改善されます。自宅でできるので困った時は助かります。

 

YMさんの手記 解説とコメント 編集者より

YMさんの手記 解説とコメント 編集者より

YMさんの体験談はすばらしいものでした。読まれた方も大いに励まされ、勇気づけられることかと思います。誤解があるといけませんので、医師の立場から少し説明を加えさせていただきます。

まず、最初の手術(円錐切除)で、断端に残存があったことは決して最初のドクターのミスではありません。一般にがんは境界が目で見て明らかにわかるわけではなく、必要以上に切除しないようにある程度経験と勘で取りに行くことになります。それを検証するために、断端を調べているわけです。

次に、大学病院の対応ですが、今はがんの治療に関しては、「ガイドラインに基づく標準治療」というのが大体決まっていて、それに則って治療方針を決めるというのが一般的です。特に大学の場合は、教育や研究の立場からすると、標準を外れる治療というのは、あまり行うことができませんし、一人の医師だけの判断で勝手に治療方針を決めることができません。(もちろん個々に特殊な事情がある場合もありますが)さらに、現在の一般的な医学常識では、進行がんが自然治癒することはないと考えて治療方針を立てています。もちろん、自然治癒することはありうるのですが、それはやはり稀なケースであって、最初からそれを期待して治療方針を立てることは出来ないのです。まあ、物の言いようは医師の個性の問題で、最近は医師の接遇マナーという教育も行われ始めつつあります。

標準的な治療法というのは、過去の経験から積み重ねられた、現時点で最も有効性で安全と考えてられている治療方針ですので、大学病院の治療方針に従わないということは、「自分で自分の人生に責任を取る覚悟を持ったうえで、あえてリスクの高い茨の道を歩む」という選択をすることになります。そして、そこには、体と心のライフスタイルの改革という大きなレッスンが待ち受けています。

ですが、あえて茨の道を歩んだがゆえに、最後には大きな気づきを得て、より良い充実した人生が過ごせるようになったことは、手記で書かれている通りです。さまざまな、治療法を挙げておられますが、どの治療にもそれぞれの意味があると思われます。「どれが効いたのか」ということを詮索したくなりますが、そうではなく、すべての治療に向き合ってゆく心の中にこそ、治癒へのヒントがあるのだと思います。このプロセスを通して、最後には「がんに対してすら感謝の気持ちが持てるようになった」とおっしゃっています。大きな拍手を送りたいと思います。

「間違ったことをしなければ、生き物は再生する」 YMさんの手記4

「間違ったことをしなければ、生き物は再生する」 YMさんの手記4

参考のため、病の時に実践したことをご紹介します。

○食事

・玄米・菜食・白湯・常温の水・人参ジュース(注:搾りたてのみ)

・調味料は塩、味噌、醤油。

※よく噛んで食べることを大切に、ストレスにならないように楽しみながら続ける。(百回噛めば病は治るといわれています)

○運動(毎日汗を流す)

・有酸素運動、ウォーキング、サイクリング、ヨガ、ストレッチ

〇ケア

・気功、瞑想、呼吸を意識する。

・源泉かけ流し温泉、岩盤浴、炭酸泉。

・爪もみ、リンパケア、リフレクソロジー。

○睡眠

・早寝早起き。

・不眠にならないよう早期に恐れを手放し、安心のもと十分な睡眠を取る。恐れは理解していないところからくるものです。福田安保理論で病になる仕組みと癒える仕組みを知り、世間一般の情報に振り回されない胆力を持つ。

○心持ち

・愛、調和、謙虚さ、思いやり、素直さを大切にする。

・自分も人も許し、全て(ご先祖やがんにも)に感謝する。

◯イメージする

・治ったときの自分を想像し、思いきり嬉しい気持ちに浸る。

・がん細胞が消えていく映像を想像する。

◯その他

・合唱、笑うこと、モーツァルト鑑賞。

・患部のチャクラと同じ色の肌着(赤いショーツや腹巻き)を着用する。

・末期がんを克服した人の本を読む。

・中村天風「運命を拓く」の誦句を音読する。

・なぜ病になったか原因を突き止める。自分ととことん向き合い、医学的なものではない、自分にしかわからない原因を追求する。

・病と闘おうとしない。がんは体を守ってくれるためにできた体の一部と考える。叩くのではなく、「おとなしくしてね」と優しく声をかける。

・自分で手当てをする・自分の体に謝る。患部や体に「いつもありがとう、治してあげるから大丈夫だよ」と手を当て擦り、優しく話しかけてあげる。体はこの世で活動するために借りている乗り物です。どんな理由があろうと、借りている大切なものを傷つけたことに謝る。

・生かされていることに手を合わせ感謝する。

起床時「今日も生かしてくださりありがとうございます。」

就寝時「今日も一日ありがとうございました。」

・病をむやみに人に話さず、病を忘れるくらいの気持ちで生活する。病人扱いされない環境を自分でつくる。

・病を知っている人に対しては、もしも私が不安になっているような時は「大丈夫だよ、絶対治るよ。」と笑顔で答えてもらうようにお願いをしておく。

・神社へお参り。神社はお願いするところではなく、誓いの場と捉えています。「毎日治すために努力しています。必ず治します。どうぞ見守ってください。」と報告宣言する。

・自然や宇宙という偉大なものに対する畏敬の念を持つ。太陽の光(特に朝日)を感謝しながら手のひらや患部、背中にあびる 。月や夜空を眺め、つながりを感じる。森の中に身を置き、木や植物に触れる。鉢植えで枯れてしまった植物を地植えしておくと勝手に再生するという姿を何度も見てきました。間違ったことをしなければ生き物は再生する力を持っていて、それは人も同じだと思います。

「がんは心のしこり」 YMさんの手記3

「がんは心のしこり」 YMさんの手記3

実は最初は、「検査結果はお見せできません。」と言われていました。「どうしてもというなら」ということで見せていただいたのですが、このような病院の対応にも驚きました。こちらから尋ねなければ検査結果は知らされず、不本意に全摘手術を受けていたかもしれないということです。がんが無くなったことには一切触れず、再びがんができるであろうと言われ、手術を強く勧められました。「残存していないのであれば、定期検査をしながら様子をみていきたいのですが。」と伝えると、「あなたが持参した検体の中からあんなに沢山のがんが出てきたのに何を言ってるの!またできるに決まってます!!あなたでは話にならないから今度ご家族と一緒に来てください!ご家族の方が臓器摘出を強く望む場合がありますから!」と言われました。

こちらを本気で心配してくれてのことなのでしょうが、それはそれは物凄い剣幕で、私の意見は全く聞き入れてもらえず、話は平行線のままに終わりました。

それからは別の病院で定期的に検査を受けることにし、数年を過ぎた今も良い結果を頂いています。

当初は数年掛けてのんびりと自分の出来ることをやろうと思っていました。体の細胞は数年の周期があれば全て生まれ変わると知ったからです。私の場合は、取り残しの小さながんでⅠ期b1ということもあってか、幸いにも5ヶ月で治癒に至りました。誤診なのでは?偶然なのでは?と言われることがありますが、がんの検体も持参していますしやり方が違っていればがんは進行すると思います。

末期がんから回復された方の本を読んだりすると、やはり人には皆それぞれ治す力が備わっているのだなと強く思います。生活習慣を改めることが大切ですが、心持ちを変える事もとても重要だと感じました。

「がんは心のしこり」

自分の過去を振り返り、原因をつきとめました。それは自分の境遇を受け入れられずにいたことだったと気づき、考え方を変えて全てを感謝に変えていくよう努力しました。そして、病は気づきです。「今の生き方をしていると持ちませんよ」と、気づかせてくれるありがたい警告だと思いました。

どんな境遇に置かれたとしても、その状況や周りの人に感謝。「生きている」のではなく「生かされている」ことに感謝。そしてがんに対しても「敵だ」と闘おうとせず、気づかせてくれたことに感謝し、癒えていくよう声をかけながら過ごしました。

そして人も自分も許すこと。毎日自分の体に「ごめんね、私が治してあげるからね。」と謝り、全てを許すようにしていきました。体の声に耳を傾け、自分がどうしたいのかではなく、「体はどうして欲しいのか」をよく聴き、癒やしてあげることがとても大切だと思いました。

これらの気づきが、これまでの生き方や考え方を改めることにも繋がりました。寿命以上に生きることは出来ませんが、「与えられた寿命を縮めるようなことはしてはいけない」という謙虚さを、これからも持ち続けて生きていきたいです。

私を病だと知りながらも見守り、支え続けてくれた家族や水野先生。気づきのきっかけを与えてくださった化粧品会社さんや先生方に改めて感謝申し上げます。

この体験が、同じ悩みを持っていらっしゃる方の目に留まり、少しでも励みになれば幸いです。治癒の4年後、“ホリスティック”という言葉を初めて知り、そしてその定義がまさに病のときに考えていたものと一致していたことに気づきました。